ファントム オブ キル

 


萌美少女だらけのシュミレーションRPG作品!




ゲームシステム

大容量のゲームのため、初めのデータダウンロード時間がとても長い。日本製RPG作品にはよくあることである。

しかし本作では、待っている間にタップゲームで暇を潰すことができ、しかもその結果で報酬を獲得することができるなど、なかなか嬉しい仕様になっている。

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ステージ画面はオーソドックスな戦術シミュレーションゲームの設計となっている。

ユニットを移動させるときにマス目が表示されるなど、分かり易く、遊び易い。

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敵に接近、あるいはユニットによっては遠距離攻撃できる範囲内に進めれば、敵ユニットに攻撃を仕掛けることができる。

戦闘は画面が切り替わり、鮮やかなアクションシーンが展開。

早送りも可能なので、テンポよく攻略を進めることもできるだろう。

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基本的にはストーリークエストをどんどん進行させていくことがゲームの目的となる。

だがメインのステージの他にも、素材や経験値を稼ぐためのステージもきちんと用意されているので、やり応えは充分。

魅力的なキャラクターたちの育成もまた楽しいゲームである。

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BGMやグラフィック

グラフィックはまずまずといったところ。粗さの目立つ3DCGではあるが、これでも配信開始当初は超美麗という高レベルなものであった。このたった数年でスマートフォン向けゲームの質は急上昇し、もはや完全に過去のものとなってしまったというのが、なんとも恐ろしいというか、業界の勢いを感じられる。

超豪華声優陣という点は今も色褪せず、人気の要となっている。現世代と一世代前の大人気女性声優を大量起用したボイスの数々は、圧巻の一言だ。

2016年3月からはキル姫の男性版ともいえる「キラーズ」たちが登場。こちらには緑川光に石田彰と、渋い大人気ベテラン声優の起用が話題になった。

総合評価

ステージのマップの狭さや、とにかくユニットのレベルを上げて殴れば勝てるという単純明快なシステムにより、あまり本格さを期待しすぎるとガッカリしてしまうかも。しかしだからこそのテンポの良さというか、スマートフォン向けゲームらしい「お手軽さ」が作り出されているのである。

もちろん属性の相性や武器種の3すくみ関係など、戦術シミュレーションゲームに必要な要素はしっかりと設定されているし、歯応えを求めるヘビーユーザーにはユニットを制限されたステージなどが適時配信されているので、決してヌルゲーやキャラゲーといった評価を安易に下せる作品ではない。特に2016年3月より始動された新モード「地上編」では、シナリオに合わせてユニットを使用しなければならないといった厳しい制約や、一度倒れたユニットはもう二度と使うことはできないなど、かなりの高難易度となっている。これはユーザーが歯応えを求めた結果、作り出されたモードなのである。

それでいてオートモードの存在や、システムの簡略化、能力値や相性など様々な要素の可視化、そしてナビゲートの親切さなど、ライトユーザーへの配慮もきちんと行き届いているというのがまた素晴らしい。

戦術シミュレーションゲームというジャンルに抵抗感さえなければ、誰でも充実したプレイを楽しむことができます!